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CTOに就任してからの5年間、VOYAGE GROUPで変わったこと・変わらなかったこと

事業を支える技術

これは VOYAGE GROUP Advent Canlendar 2015 の24日目のエントリです。

CTOやってる @makoga です。Advent Calendarを始めてから3年連続でトップバッターでしたが今年は最終日になりました。最終日なので今年のふりかえりにしようかと思ったのですが、CTOに就任してから5年とキリがいいので、VOYAGE GROUPで変わったこと・変わらなかったことをいくつか紹介してみたいと思います。

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tl;dr

  • 5年間で変わったこと
    • エンジニアの人数が約2.5倍になり、良いエンジニアの割合も増えた
    • その時点で技術的に当たり前なことをちゃんと考えられるチームが増えた
    • 能力評価結果など誰もがアクセスできる情報が増えた
  • 5年間で変わらなかったこと
    • お互いをリスペクトする
    • 技術が好きで学びあう
    • 主体性をもって発言する

5年間で変わったこと

エンジニアの人数が2.5倍になり、良いエンジニアの割合も増えた

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私がCTOに就任した2010年7月1日時点では、エンジニア人数は約40人でした。2015年12月24日現在では100人を越えています。内訳でいうと、VOYAGE GROUPではグレード制度というものがあり実績や能力などを総合評価し4段階になっていますが、この5年間でエンジニア総数における高いグレード(3,4)の割合が増えています。これは採用がうまくいったことも要因の1つではありますが、多くのエンジニアが継続して成長したことが大きな要因だと考えています。

その時点で技術的に当たり前なことをちゃんと考えられるチームが増えた

私が入社した2010年1月時点では、テストコードのないレガシーコードやセキュリティリスク対策が弱いシステムがありました。そして、それらの改善について優先度を上げられないチームがありました。

ピープルに使われ続け収益をあげているシステムはもちろん非常に価値がありますが、このままではちょっとヤバいぞと感じているエンジニアもいました。私はその人たちと一緒にアレやコレやと仕掛けていきました。その結果、ほとんど全てのチームが適切なバージョン管理、設計レビュー・コードレビュー、必要十分なテスト、1ステップデプロイ、セキュリティリスク対策など、技術的に当たり前なことをちゃんと考えられるチームになりました。

現在はその時点での当たり前なことを大方針として社内に公開し、半年に1度の能力評価時に内容を更新しています。

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能力評価結果など誰もがアクセスできる情報が増えた

良いエンジニアが増えてくるにつれて、情報をよりオープンにしていきたいという声も増え、社内の誰もがアクセスできる情報が増えました。 例えば、エンジニアの能力評価も少しずつ公開していき、今は評価の対象となるソースコードやPull Requestのやりとり、評価者2人の評価結果コメントなどを誰もが見ることができます。

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また、ツールや制度などを見直すことにより、ほぼ全てのソースコード、開発プロセス、開発に限らないチーム内のコミュニケーションなどが、チームメンバー以外の人でも見ることができます。

5年間で変わらなかったこと

お互いをリスペクトする

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アドテクユニットのトークセッションでも語られていますが、多くのチームでお互いをリスペクトできていると思います。私はこれまで6つの職場を経験してきました。友人・知人から他の職場の話もいろいろ聞きました。お互いをリスペクトするチームってそんなに簡単には築けないですよね。VOYAGE GROUPには良いものづくりをするためにはお互いをリスペクトすることが重要であり、その関係性を築くことに投資できる文化が昔からあったと思います。

技術が好きで学びあう

私がVOYAGE GROUPに入社したきっかけは計算機プログラムの構造と解釈の勉強会でした。そこではエンジニア同士が学びあう良い体験ができました。また、勉強会後のAJITOでの交流で技術が好きなエンジニアが多いことがわかったことも入社を決める大きな要因になりました。

私の入社後、計算機プログラムの構造と解釈の勉強会は回を重ね、読了したエンジニアがメンターとして参加し、勉強会の質を高める流れができました。それ以外もハイパフォーマンスブラウザネットワーキングやアンダースタンディングコンピュテーションなどの勉強会が開催されました。現在も10以上の勉強会が開催されてますし、今後もどんどん開催されるでしょう。

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主体性をもって発言する

この会社は率直に建設的に意見を出す人が多い会社だなと思います。私がとりまとめているエンジニアの能力評価制度についてもたくさんの意見をもらいました。先月、今月とKPTやアンケートを行いましたが、参加者はそれぞれ40人、30人です。これだけの人数が忌憚のない意見を出してくれることに本当に感謝するとともに、この文化を継続していきたいとあらためて思いました。

おわりに

さて、私がCTOに就任してからの5年間で変わったこと・変わらなかったことをいくつか紹介しました。 さらに5年経った2020年にはもっとたくさんの変わったこと・変わらないことを紹介できるように、エンジニア一人ひとりが主体性をもって挑戦し続けられる文化をみんなで醸成していきたいと思います。

よいクリスマスを!

おまけ

今年は #ajiting Advent Calendar 2015 も開催してましたので、よろしければこちらもどうぞ!

www.adventar.org