こんにちは、エンジニアの評価について相談受けることが多くなったCTOの @makoga です。お悩みの方は気軽にお声がけください。
VOYAGE GROUPでは「技術力評価会」というエンジニアの能力評価制度を2011年から継続しており、2017年からは社外の強いエンジニアを招聘し、社内評価者2人+社外評価者1人というやり方にも挑戦してます。
- エンジニアの能力評価制度である技術力評価会を改善し続けています。 #vgadvent2017 - VOYAGE GROUP techlog
- 社外の専門家も評価に参加!エンジニアを育てる、VOYAGE「技術力評価会」の裏側 | SELECK
上記SELECKの記事にも記載ありますが、社外評価者を招聘する狙いはこんな感じです。
- 人数が少ない技術領域では、評価者/被評価者の組み合わせのパターンが少ない。社外から識者を招聘することで、新しい視点や気付きが得られる機会を増やしたい。
- 技術力評価会を数年実施することでVOYAGE GROUPでの価値観がすり合ってきた。それ自体は良いことだが、タコツボ化していくリスクもある。社外の目を入れることで、自分たちでは気づけないバイアスを知りたい。
招聘した社外評価者
- 2017年7-8月
- 2018年1-2月
3月末に実施した社外評価者とのふりかえりで出たKeep/Problem
Keep/Problemを見ながら出てきた意見
- 日程調整してるときに、2つの評価会を同日開催できる形で提案があったのでやりやすかった
- これに関しては賛否両論
- 同日開催だと1つ目の評価会に引っ張られる心配がある、非常に疲れるという意見も
- 同日開催せずに、評価会->AJITINGのループで深堀&リセットができてよかったという意見も
- ※AJITINGとは、VOYAGE GROUPの社内バーAJITOで飲んだり語り合ったりすること。
- 同じプロジェクト2名を担当したので、キャッチアップしやすかった
- 逆に違うプロジェクトが見れて面白かったという別の社外評価者からの意見も
- 日程調整の仕方を工夫する
- 運営主導で、オープンにまとめて調整してもよいかも
- 複数の社外評価者が同日にやったあとにAJITINGとかしてたらいい話で盛り上がりそう
- 長時間、話し続ける訓練としては非常にいい制度
- LTならできるけど、話し続けることができる若手が少ないので、そういう練習ができてすごくいいのでは
- 自分の話を軸にして90分話せる場
- 場を回す能力、評価者を巻き込む、話の振り方の訓練になる
- イベント登壇などで話すための良い訓練にもなりそう
- 他の人の評価レポートが見える
- ※技術力評価会の資料や評価結果のレポートはGitHubのプライベートリポジトリで管理されており、社員や社外評価者は全て見ることができる。
- 何が評価されるのか徐々に見えてくる
- 雑談時に、結構みんなお互い見てるんですねというふうに感心されたりも
- 同期同士、同じチームは結構みてたりする人が多い
- 前回の評価結果が見える
- 前回からの成長、差分と想像しながら質問などしやすかった
- 各々の目標とか見えるといいかも
- 自分の持っている技術力というか武器をどのように事業に貢献していくか
- 自分のもっている技術分野の価値を説明できること
- 自分の分野をつくっていく
- xxxはすごい!xxxができるんです!=>それは何と結びついてるのかを説明できる力
最後に
次回も社外から評価者を招聘したいと考えています。我こそはという人はぜひお声がけください。
また、社外評価者の方とPodcast: ajitofmでも語ってます。未聴の方はぜひ聴いてみてください。
- ajitofm 5: You're launching IntelliJ now
- ajitofm 18: Call me John
- ajitofm 19: Beyond my Understanding
おまけ:ふりかえりの様子