こんにちは!!
VOYAGE GROUP 新卒2年目エンジニア
しゅーぞー(@ShuzoN__)です.
2018/12/15(土)に開催されたPHPカンファレンス2018にスポンサーブーススタッフとして参加してきました.
今回は, phpcon2018ブースで新卒エンジニアがVOYAGE GROUP技術力評価制度を説明して反響が大きかったことベスト3
と題して, 他社のエンジニアから反響のあった弊社の評価制度についてクローズアップしていきたいと思います.
技術力評価制度を軸にしたVOYAGE GROUPブース
VOYAGE GROUPのスポンサーブースでは, 弊社の技術力評価制度である「技術力評価会」を軸として出展を行いました.
弊社エンジニアの本物の評価結果を展示し, 実際に来場者の方々に手にとって見ていただいていました.
みなさん他社エンジニアの評価は気になるそうで, 多くの方から評価制度や結果について聞いていただけました.
90分で自分の仕事を他のエンジニアにアピールする評価制度「技術力評価会」
みなさんの会社では, どのように技術力の評価を受けるでしょうか?
会場で聞いたところによると他社では以下のような制度であると聞きました.
- そもそもエンジニアが評価に関与していない
- 非エンジニアである上長が10分程度の面談で最終判断を下す
- 数値的なKPIを設定し目標達成型で評価が行われる
- 営業志向の会社はこの制度が多い印象
- 割り込みや改善業務を考慮に入れていない締切達成駆動な評価制度
- 技術力とは関係がない人柄ベースの評価の比重が大きい
- 隣の人の評価結果や役職, グレードを知らない
営業や総合職の評価制度と同じ, もしくは引きづられた形の数値型評価制度が多く見受けられました. エンジニアの働き方に特化した評価制度はあまり耳にしませんでした.
ここで反響が大きかったことベスト3の発表です!
では, 早速 VOYAGE GROUPの評価制度「技術力評価会」で反響が大きかったことベスト3です.
- 1位: プレゼン形式で1人あたり90分のプレゼンをエンジニア全員がやること
- 2位: 評価や昇格結果が全社に公開されていること
- 3位: 社外のエンジニアが招聘されエンジニアを評価すること
それぞれ細かく見ていきます.
1位: プレゼン形式で1人あたり90分のプレゼンをエンジニア全員がやること
弊社では, エンジニア1人1人に90分の時間を与えられ, 他事業部のエンジニア2名に半年間の仕事で最も良かったものをプレゼンテーションする機会を与えられます.
発表者の一方的なプレゼンではなく対話的に深掘りしていくため, 判断力や知識量, 説明力も問われます.
そこで, どこまでが本人の判断でどこからがチームの判断なのか洗い出されていきます.
やらなかったことや進め方まで細かく聞かれるため総合的な技術力を求められる制度になっています.
その90分間のプレゼン評価を元に, 評価者2名と事業部の技術責任者とCTOの意見を含めた評価結果レポートが決まります.
この評価結果レポートが事業責任者/本部長に渡り、給与やグレードに大きく影響を与えます。
ネタ選びやプレゼン, 対話を行うことで納得感が得やすい評価制度になっています.
実際の評価風景はこんな感じです. 写真はf-codeさんからお借りしています.
技術力評価会について詳細を知りたい方は以下の資料をご覧ください. 弊社CTOが7年かけて改良して来た評価制度について書いています.
2位: 評価や昇格結果が全社に公開されていること
他社の話を聞いていると, 隣の人の評価やグレードを知らない
と仰っている方がいらっしゃいました.
弊社では, GitHub上に評価用リポジトリが用意され, 全エンジニアの評価結果が社内公開されています.
つまり, 隣で働いている人の評価を自由に読むことが可能です.
また, 半期に一度, 昇格者が発表されるため, 誰がどのグレードなのかみんな知っています.
VOYAGE GROUPに新卒で入社したため, 公表されているのは当たり前だと思っていました.
これに関しては僕自身も驚きましたし, 来場者の方も反応が良かったです.
当日のブースでは, ブーススタッフの本物の評価資料/結果を展示し, 手にとって見ていただきました.
外部に公開できる程度に透明性が高い評価制度と言えると思います.
ちなみに, 株式会社f-codeさんも評価会を見学しています. 見学レポートはこちら.
3位: 社外のエンジニアが招聘されエンジニアを評価すること
来場者の方に聞いたところ, 同じ会社にいる人間が同じ会社にいる人間を評価する形式が多いように見受けられました.
弊社では, 社外からCTOクラスのエンジニアを社外評価者として招聘し, 弊社エンジニアを評価する制度があります. 毎回, 全体の1割ほどのエンジニアが社外評価者の評価を受けます.
社外からの評価を行うことについてCTOは以下のように考えています.
- 人数が少ない技術領域では, 評価者/被評価者の組み合わせのパターンが少ない. 社外から識者を招聘することで, 新しい視点や気付きが得られる機会を増やしたい.
- 技術力評価会を数年実施することでVOYAGE GROUPでの価値観がすり合ってきた. それ自体は良いことだが, タコツボ化していくリスクもある. 社外の目を入れることで, 自分たちでは気づけないバイアスを知りたい.
僕自身はこういう効果もあると考えています.
- 世間の市場価値に見合った評価を受けられること
- 外部の意見を取り入れることで社内では上がってこない案や思考を取り入れられる
最近では, オミカレCTO @soudai1025 さん, cookpad CTO @mirakui さん, はてな チーフエンジニア @songmu さんなど著名なエンジニアを招聘しています.
@songmu さんから弊社の評価制度についてコメントをいただいているので掲載します.
評価プロセスをオープンにして質を高めて行く取り組みの中で,それを社外にまでオープンにしたことは超絶ウルトラCです.社外評価者は劇薬的に強力であり,それを上場企業が適正に運用していることは恐るべきことです.私も社外評価者として関わらせてもらっていますが,その際,評価に関わる社内の情報をかなり見せてもらえます.それだけ社外の人を信用できるのは会社の制度としても凄いことで,毎回身の引き締まる思いで評価をさせていただいています.
当たり前だと思っていた弊社の評価制度はすごく珍しいものだった
ブーススタッフとして働いて見たところ, 「弊社の評価制度はめちゃくちゃ珍しいもの」であることに気づきました.
- ここまで“評価“に時間と金をかけている会社は少ない
- 「評価されづらい仕事を評価するための仕組み」のポイントは“時間をかけた対話“にあった
- 隣の人の評価結果/グレードを見れるのは当たり前じゃない
- そもそもエンジニアの評価をエンジニア以外の人が行なっている
- 社外のエンジニアに評価してもらうことは、ほとんどの会社でやっていない
評価制度に対してここまで真摯にお金と時間をかけて行なっている会社は会場で聞いた限りはなさそうでした.
7年間の改良を経て, 市場価値にあった & 透明性のある評価が行われ, ただ評価をもらうだけではなく成長のアドバイスも添えてフィードバックが行われます.
被評価者だけでなく評価者も評価結果が社内に公開されるなど良い質問ができるかという部分で評価されています.
社内エンジニア全員の成長のために行われているという意図をはっきりと感じることができました.
僕自身も3回評価を受けましたが, 納得感を得やすく, 弱点を理解しやすい良い制度だと思います.
他社エンジニアの評価制度って気になりませんか?
ところで, 他社エンジニアの評価制度って気になりませんか?
2019/01/30(水)
にVOYAGE GROUP本社で 弊社のエンジニアを皆さんの目の前で本当に評価する イベントを開催します.
そして後日, Twitter上で評価結果を公開します.
きっと同じ会社でも他人が評価される様は見ることができないと思います.
弊社の仕事ぶりや評価制度について知るいい機会です.
お酒や食べ物もご用意いたしますので気軽に来てくださいね.
応募はこちらから可能です. 枠が少なくなって来ていますのでお早めに!